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【パリ=島崎雅夫】グルメの国フランスで、日本貿易振興機構(JETRO)パリセンター(中井毅所長)が1日から、「正統」な和食を出す日本料理店を推奨する制度を正式にスタートさせる。
覆面審査員がフランス国内の日本料理店を採点、合格店に推奨マークを交付する。
懐石やスシ、天ぷら、焼き鳥などを提供する日本料理店はパリを中心に全仏で約600店あるが、料理人が日本料理店で修業したことがないのに、日本食ブームに便乗して、中華やベトナム料理店から衣替えした日本料理店が目立ってきた。
このため、JETROはフランス人への「道しるべ」を示す一方、日本食や日本食文化の認知度向上を狙い、推奨制度発足を決めた。
仏料理ガイドのミシュランにならって、覆面審査員による採点方式を導入したが、格付けをするわけではない。
8人の覆面審査員は今年夏から日本料理店を訪問、店舗の構えや衛生状態、スタッフの態度、メニュー、味などをチェックしており、近く、50点満点で7割以上を得た店を発表、2007年用の推奨マークを交付する。