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日本司法支援センター(法テラス)が10月2日から全国で一斉に業務を始めるのに伴い、県内では山口市大手町の県自治会館内に山口地方事務所(法テラス山口)が開設される。
法テラスは裁判員制度などと並ぶ司法制度改革の一環として、総合法律支援法に基づいて設置された。県庁所在地など全国50カ所に地方事務所がある。
法的トラブルを抱えた市民の最初の相談窓口となり、適切な相談先を紹介することが主な役割。問題に応じて最寄りの機関や団体を紹介する。法テラス山口(050・3383・5490)に登録されている相談先は115ある。平日の午前9時〜午後5時に窓口でスタッフ6人が対応するほか、東京都中野区にあるコールセンター(0570・078374)で全国からの問い合わせをさばく。
収入が一定の基準に満たない人を対象に、無料の法律相談もある。法テラス山口では、毎週月曜日の午後1時半から3時間、弁護士が応対する(要予約)。県弁護士会が運営する岩国、周南、萩、長門、宇部、下関の各法律相談センターでも同様のサービスを受けられる。
県弁護士会は法テラスの業務開始に合わせ、刑事当番弁護士制度を拡充する。警察などに逮捕された場合、日曜や祝日でも弁護士の接見を受けられるようになる。民事当番弁護士制度も新設し、平日の急な相談に確実に応じられるようにする。
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000609300003