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KDDIが東京電力から来年1月に買収する光ファイバー事業の買収金額が1000億円強になることが30日、分かった。KDDIは買収金額に相当する新株を発行し、東電に割り当てる。また、光ファイバー設備の保守会社も折半出資で設立する。KDDIは、東電が関東に所有する巨大な光ファイバー網や「TEPCOひかり」サービスをすべて買い取り、シェア6割強を握るNTTグループへの追撃態勢を整える。
両社は今年4月、KDDIが東電の光ファイバー事業を買収することで合意。その後、買収金額に関して事業の価値査定を行った結果、両社の首脳が29日に会談して大筋合意した。新株割り当てによって、東電のKDDI株保有比率は現在の4.81%から8%程度に高まる見込み。さらに詳細を詰めて10月中に発表する。
両社は今年1月にKDDIが東電の通信子会社パワードコムを吸収合併したほか、6月には光ファイバーの統合サービス「ひかりONE」の提供を開始している。東電は赤字の通信事業から事実上撤退し、本業の電力分野に専念する方針だ。
(09/30 22:14)