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地下鉄の改札口に設置されたフリーペーパー用のボックス=東京都中央区の東京メトロ銀座一丁目駅で
新たにお目見えするのは、「ぱど」「Coupon Land(クーポンランド)」「escala(エスカーラ)」など18誌。一部はすでに配布を始めている。
東京メトロは、これまで主要駅に黒い専用ボックスを設け、沿線情報や広告の掲載などの条件を受け入れた「metro min.(メトロミニッツ)」「metropolitana(メトロポリターナ)」など4誌を置いてきた。他社からも追加設置の要望が数多く寄せられてきた。
改札口外に置かれ、好評を得ていたリクルートの「R25(アールニジュウゴ)」や「Hot Pepper(ホットペッパー)」も一部を改札口内の白ボックスに移す。さらに11月創刊のR25の女性版「L25」も加わる。
東京メトロ関連事業部によると、全駅を乗降客数によって3ランクに分け、場所の組み合わせをセットにして契約するという。
駅構内にある売店の売り上げは年々落ち込んでいる。全199駅の売上高は、昨年が97億円で10年前の159億円から4割減った。新聞や雑誌だけの統計はないが、全品目の4割以上を占める構図は変わらない。担当者は「飲料の自動販売機よりも無料誌を置く方が今やもうかる」と話す。
鉄道各社も無料誌設置に乗り出している。JR東日本は、現在契約しているリクルートなど8社から年7億円を得ている。東京都営地下鉄は年2億8000円、横浜市営地下鉄も年6300万円の収入があるという。