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英国人ルーシー・ブラックマンさん=当時(21)=らへの連続女性暴行事件で、準強姦(ごうかん)致死罪などに問われた会社役員、織原城二被告(54)=東京地裁で公判中=の弁護側は30日、織原被告がルーシーさんの遺族に「お悔やみ金」として1億円を送付したことを明らかにした。
またルーシーさんの父親は東京地裁に「娘の死因が不明であったことや織原被告のDNAが娘の体内から検出されなかったことなどを知らなかった。死因などの調査を求める」との上申書を提出し、弁護側が同日までに証拠申請した。
弁護側は「道義的責任を感じて支払った」と話している。
4月の公判で、来日した父親は「家族は一生嘆き悲しみ続ける刑を科せられた。被告は最高の刑に処せられなければならない」と証言。母親も「織原被告から金銭提供の申し出を受けたが、拒絶した」と述べていた。
織原被告の公判は、10月3日に検察側の論告求刑を予定している。
起訴状によると、織原被告は1992年2月から2000年7月にかけて、女性計10人を乱暴するなどし、うち2人を死亡させた。東京・六本木でホステスとして働いていたルーシーさんは同月、神奈川県逗子市のマンションで暴行され、死亡した。
(09/30 12:53)