悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
ボーダフォン日本法人(10月1日からソフトバンクモバイル)を買収したソフトバンクは28日、10月上旬から発売する新携帯13機種を発表。問題発言はその発表会の冒頭で飛び出した。
孫氏は「音楽を聴くときは電話をしないし、電話をするときは音楽を聴かない」として、「(端末を)分厚くしてまで2つの機能を1つにする意味がない」と言い放ったのだ。
携帯会社を変えても従来の電話番号が使える番号ポータビリティ制度が10月24日にスタートするにあたり、au(KDDI)が先行、NTTドコモが強化に走る音楽ケータイは顧客囲い込みの重要アイテムとみられている。
一方、ボーダフォンは“世界最薄”の端末を発表するなど、薄さやスタイルで差別化を図る方針で、孫氏の発言は音楽ケータイに走る他社を牽制(けんせい)する意図から出たようだ。
同社はiPodとケータイを“セット”にして割引販売するという奇策を打ち出していることもあり、孫氏は「通勤通学のときには胸ポケットにiPod、かばんにケータイというのがユーザーの求めているスタイル」と配慮をみせた。
しかし、この日発表した新機種の中には音楽ケータイもラインナップにあり、別の同社担当者が「うちは音楽ケータイもしっかりやっています」と取りなしたが後の祭りだった。
年末に向けて「さらに2機種の“隠し玉”がある」と語った孫氏。今回の発言を額面通り受け取ると、iPodケータイの投入はなさそうだが、策士なだけに“予想外”のことが起きることも考えられる。
ZAKZAK 2006/09/29