2006年09月29日(金) 15時30分
ソニー、リチウムイオンバッテリの回収を全世界で実施(impress Watch)
ソニーは29日、リチウムイオンバッテリの自主回収プログラムを全世界で実施すると発表した。
リリースによると、同社は米国消費者製品安全委員会と話し合いを持つとともに、他の政府機関にも説明を行ない、回収プログラムの詳細を近日中に決定、発表するとしている。回収対象の数量やスケジュールについては、取引先各社と相談して決定する。
発火の原因については、これまで同様に、セルの一部に混入した金属粉によるショートであるとしている。ショートを起こした電池セルは通常ならば電池機能を失うのみだが、まれに電池セルの加熱や発火を引き起こす。このような事象が発生する可能性はノートPCのシステム構成の違いの影響を受ける、とこれまで通りの説明を繰り返している。
これまで同社は、米Dellや米Appleと協力してバッテリの自主回収を行なってきた。一方、Lenovoは、「ノートブックPCのバッテリー・パックの安全性に関して」という文書をリリースし、ソニー製バッテリの障害はLenovo製ノートPCには該当しない要因によるものとしていたが、米ロサンゼルス空港でのThinkPad発火問題を受け、ソニーは全面的な自主回収に踏み切ったとみられる。
(impress Watch) - 9月29日15時30分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060929-00000013-imp-sci