2006年09月29日(金) 11時09分
Lenovo もソニー製電池をリコール(japan.internet.com)
今度は
Lenovo が、自社製ノートパソコン搭載電池の
リコール を発表した。『ThinkPad』製品が過熱によって発火するおそれがあるためだ。
Lenovo と
IBM (
NYSE:IBM ) は28日、
米国消費者製品安全委員会 (CPSC) の協力のもと、ThinkPad に搭載したおよそ52万6000個の
ソニー 製リチウムイオン2次電池を自主回収すると発表した。
先月には、
Dell (
NASDAQ:DELL ) と
AppleComputer (
NASDAQ:AAPL ) が、数百万個にのぼるソニー製ノートパソコン用電池のリコールを発表している。
いずれも電池を無償交換することになっており、その費用の大半はソニーが負担するものと思われる。
Lenovo と IBM によれば、リコール対象となるのは、2005年2月から2006年9月の間に出荷したノートパソコン用電池だという。なお、パソコンの出荷時期がずれていても、同期間内に電池を交換していればリコール対象になる。
一方、ソニーは自社製リチウムイオン電池について、世界規模で自主交換プログラムを実施する計画を明らかにした。
同社は CPSC および提携メーカーと話し合った上で、近日中にプログラムのより詳細な内容を発表するという。
28日 (日本時間29日) の声明で同社は、電池過熱事故発生の状況について、これまでと同様に金属片の混入による短絡の可能性があると説明した。
Lenovo は先月、自社製ノートパソコンに搭載している電池パックは Apple や Dell のものとは形式が異なり、ソニーの技術部門と合同試験も行なっているため、リコール対象にはならないと「強く確信している」とのコメントを出したばかりだった。
しかし、様々な Web サイトに複数の ThinkPad 発火事故が写真付きで報告されるにおよんで、リコールに踏み切らざるをえなくなった。
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(japan.internet.com) - 9月29日11時9分更新
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