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MMFの純資産残高はゼロ金利の長期化で減少傾向が続いていたが、日銀の利上げを受け、8月末時点で前月比0.6%増の2兆7088億円と3年10カ月ぶりに増加。証券各社は「今後も残高は増加基調をたどる」と期待している。
MMFは短期の公社債を運用対象とするため値動きが安定している。このため、リスクの小さい投資商品として人気を集め、ITバブル時の2000年5月の純資産残高は過去最高の21兆8973億円を記録した。
しかし、長期にわたるゼロ金利などで残高は激減。最近では2兆円台のレベルまで低迷していた。
復活のきっかけとなった日銀の利上げ以降、利回りは銀行の預金金利を上回る水準で推移しており「MMFへの資金シフトを検討する投資家が増えている」(国内大手運用会社)という。
景気は回復傾向にあるものの、企業の資金ニーズは依然乏しく、預金金利の上昇幅は限定的とみられる。このため、MMFと銀行預金の金利差が一段と拡大すれば、「ITバブル期の過去最高に肩を並べるレベルに拡大しても不思議ではない」(同)との見方もある。
ZAKZAK 2006/09/28