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架空の新規公開株購入名目で投資家９人から計約３０００万円をだまし取ったとして、警視庁捜査２課は２８日、詐欺の疑いで住所不定、無職、大徳匠容疑者（３８）ら２人を逮捕した。大徳容疑者らは同様の手口で、平成１６年夏から約２年間で４０都道府県の約４５０人から総額約１３億円を詐取したとみられる。
調べでは、大徳容疑者らは１６年１１月〜１７年１０月、株式コンサルタント会社「エンゼルキャピタル」を名乗って東京都国分寺市の無職女性（７３）ら９人に「特別なルートで入手できる新規公開株を購入しないか。もうけは当社と折半する」と架空の投資話を持ちかけ、約４０回にわたって計約３０００万円を振り込ませて詐取した疑い。
大徳容疑者は詐取した金でフェラーリやベンツなどの高級外国車を購入していた。
同社は新規公開株を購入しておらず、大徳容疑者が毎朝、新聞などから適当に銘柄を選び出し、従業員に勧誘するよう朝礼で指示。名簿業者から投資家の情報を買い取って、無差別に電話していた。被害者を信用させるため、会社のパンフレットや株の預かり証などを作っていたという。
(09/28 11:53)