2006年09月27日(水) 00時00分

篠塚被告に懲役１年６月求刑…耐震偽装事件（ZAKZAK）

　耐震強度偽装事件で、会社の財務内容を偽って建設業の許可更新を受けたとして、建設業法違反罪に問われた木村建設元東京支店長、篠塚明被告（４５、写真）の公判が２７日、東京地裁（登石郁朗裁判長）で開かれ、検察側は論告で「財務状態が劣悪なのに建設業を継続して過度なコストダウンに走り、耐震偽装を誘発した」として、懲役１年６月を求刑した。

　弁護側は最終弁論で改めて無罪を主張。篠塚被告も「粉飾には一切関与していない」と意見陳述し、結審した。

　判決は１１月１日に決まった。検察側は「財務の実情はたびたび伝えられており、債務超過にもかかわらず、粉飾決算で隠ぺいしていたことを認識していたのは明らか」と指摘。「社内評価を維持しようとの意図から積極的に加担した」と非難した。

ZAKZAK 2006/09/27

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006092775.html