2006年09月26日(火) 13時01分
死刑執行ないまま退任=就任時に署名拒否発言、即撤回−杉浦法相(時事通信)
杉浦正健法相は26日、在任中に死刑を執行しないまま退任した。昨年10月末の法相就任時に自らの宗教観などを理由に執行命令書に署名しないと表明。直ちに撤回したため、対応が注目されていた。
杉浦氏は辞表を取りまとめた閣議後の記者会見で、死刑に関する判断や制度への考え方について「答えは差し控える。コメントはなし」と繰り返すにとどめた。最近では、失言などで途中で辞任したケースを除けば、第2次海部改造内閣で法相を務めた左藤恵氏が宗教的信条から命令書に署名しなかったほか、第2次森改造内閣の高村正彦法相の時代に執行がなかった。
(時事通信) - 9月26日13時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060926-00000057-jij-pol