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インターネットのオンラインゲームで使うアイテムをだまし取ったとして、香川県警東かがわ署などは25日、東京都練馬区大泉町、無職伊藤進一被告(24)(不正アクセス禁止法違反罪で起訴)を詐欺の疑いで再逮捕した。
県警によると、仮想のゲームのアイテム詐取で詐欺罪を適用したのは全国初という。
調べでは、伊藤被告は6月24日、冒険型ゲーム「メイプルストーリー」で、千葉県浦安市の男子高校生(18)からアイテム2点(計1300円相当)をだまし取った疑い。ゲーム内の会話で「仮想通貨で代金を払う」と持ちかけ、支払わずに接続を切ったという。
同ゲームでは、有料でポイントを購入し、そのうえでアイテムを入手したり、仮想通貨を使って参加者同士で交換したりできる。伊藤被告は、1年間で100人以上から計2、3万円分のアイテムをだまし取ったと供述しているという。
8月には愛知県警が、オンラインゲームで使うアイテムを販売するとの名目で15万円をだまし取ったとして男を詐欺容疑で逮捕。金が詐取の対象になったが、今回のケースは仮想物。県警は「被害者が購入した、ゲーム内でサービスを受ける権利を奪ったことが、財産上、不法な利益を得たと判断した」としている。