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同制度では、auのKDDIが8月上旬に先手を取り、ポータビリティーでの対応を公表。他社から新規転入してくる際の手数料を無料にして、契約事務手数料2835円をとる一方、2000円分のポイントプレゼントを実施する。他社転出の際の手数料は2100円。
同社の小野寺正社長は新規転入の事前予約について、数字こそ明かさないが、「順調に増えている」と自信を示している。
NTTドコモ、ソフトバンク傘下のボーダフォン(10月からソフトバンクモバイル)も8月末までに手数料などを発表。転出手数料や事前予約でもらえるポイントは横並びだが、契約事務手数料はドコモだけが3150円とやや割高だ。
ただ、これらの手数料ベースではほとんど差がないのが実情で、各社はそれぞれの持ち味で勝負をかけている。
「着うたフル」などの配信サービスでシェアを伸ばしてきたauは、ヤマハと共同で高音質携帯12機種を秋冬向けに早々と投入。得意の音楽分野で、「iPodに負けない」という音質をウリに攻勢をかけている。
シェアトップのドコモは慎重な姿勢だ。同制度の専用パンフレットを作成し、他社との料金やサービスを徹底的に比較。総合力で勝負する。
ボーダフォンは、シャープと組んだワンセグ(地上波デジタル放送サービス)対応の携帯電話機などのヒット商品を武器に、新規顧客の取り込みを狙う。さらに大量の新機種が投入される見通しで、なんとか2強に食らいつく構え。
ただこの制度では、携帯電話番号のほかは、メールのアドレス帳やダウンロードしたコンテンツなど、内部にあるデータを完全に引き継ぐことができないという難点もあるため、携帯会社の乗り換えが一気に進むかは微妙な状勢。先が見えてこない中、新制度は10月24日にスタートする。
ZAKZAK 2006/09/25