2006年09月23日(土) 14時01分
振り込め詐欺:教員宅狙い相次ぐ 今年22件、被害5480万円も /愛媛(毎日新聞)
◇県警調べ
9月の上旬から中旬にかけて県内の教員宅にいる家族に電話し「生徒にけがをさせた」などと言って示談金名目で口座に現金を振り込ませる詐欺が相次いでいる。昨年も同様の詐欺が9月に相次いでおり、県警捜査2課は22日、「本人の勤務する学校に直接確認するなどしてほしい」と注意を呼びかけた。
同課の調べでは、同月4日の午後、教員の娘がいる大洲市の主婦(59)宅に、弁護士を名乗り「娘さんが生徒をたたきけがをさせた。手術する必要があります」と言った電話があった。電話相手は次々と代わり、校長や生徒の男性を装い、“娘”も泣きながら電話してきたという。主婦は事実を確認しないまま指定された口座に約198万円を振り込んだ。
この他にも同月には教員宅を狙った振り込め詐欺が4件報告されており、今年は21日までに22件で総額は約5480万円になる。県警は複数の詐欺グループがあるとみて調べている。【藤田健志】
9月23日朝刊
(毎日新聞) - 9月23日14時1分更新
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