2006年09月23日(土) 08時02分
立山、やっぱり予選落ち…アコム男子ゴルフ第2日(スポーツ報知)
◆男子プロゴルフツアー アコムインターナショナル第2日(22日、茨城・石岡GC) 1ホール19打の大叩き男・立山光広(38)=カバヤグループ=は通算9オーバー112位で予選落ち。前日、大叩きした因縁の8番(パー3)は2オンワンパットのパーで終えるなど4バーディー、0ボギーの67で回り13オーバーから9オーバーとばん回したが、届かなかった。6アンダー首位でスタートした小山内護(36)=フリー=が8アンダーでスコアを伸ばし通算14アンダーで首位を守った。脱サラプロの清水洋一(43)=フリー=も通算9アンダーで2位。
オレンジ色のシャツを着た派手好き、目立ちたがりの立山が、冗談っぽく要求した。「どこかオレのこと表彰してくれねーかな? だって日本記録でしょ」19打の余韻は一日冷めなかった。インスタート。残り2ホールで因縁の「8番」は巡ってきた。ギャラリー約20人、カメラマンは5人。「妙に人がいた。構えたときに、またブッシュ(草の密集地)に行ったらどうしようっ、やべーなって思ったよ」
前日は2打目が左のブッシュに入り、出すのに14打を要し、結局グリーン前ラフから17オンで2パットの19打。この日、1打目はグリーン手前、ピンまで約20メートルとショート。2打目はピン奥1・5メートルにつけて、「しびれたー」と思わず叫んだ。パーパットを入れると「ナイスパー」の声に、両手を上げ「ありがとう」と応えた。
ホールアウト後はサイン攻め。「初日の日付で8番、パー3、19打って書いてほしいというから、書いたよ」と笑う。表彰に関し、大会運営側は「最少スコアなど価値あるものはしますが、今回はちょっと趣旨が違う」と説明。日本ゴルフツアー機構(JGTO)も「ワースト記録は、予定ないです」という。ゴルフ場側も「記念植樹などは考えてません」。大叩き“日本記録”が、たたえられることはなさそうだ。
開き直って290ヤードを飛ばすドライバーで攻めた結果の4バーディー。「スカッとした。最近は安全にいってたから。オレのゴルフはこれなんだと思った」立山は転んでもただでは起きなかった。
(スポーツ報知) - 9月23日8時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060923-00000092-sph-spo