2006年09月22日(金) 12時19分
大阪3人心中、悪質取り立てヤミ金元従業員に懲役4年(読売新聞)
大阪府八尾市で2003年6月、借金の取り立てを苦に清掃作業員夫婦ら3人が心中したヤミ金融事件で、恐喝と出資法違反の罪に問われたヤミ金融「友&愛」の元従業員・長野和人被告(33)の判決公判が22日、大阪地裁であった。
宮崎英一裁判長は「冷酷かつ執拗(しつよう)な取り立てで悪質。入金用口座を調達するなど重要な役割を果たしており、責任は重い」として、懲役4年、罰金100万円(求刑・懲役6年、罰金100万円)の実刑を言い渡した。
判決によると、長野被告は、他の元従業員らと共謀。03年4〜5月、清掃作業員(当時61歳)の妻(同69歳)に、出資法の上限利息の約120〜260倍の高金利で計約3万2000円を融資したうえ、「返さないと団地中に電話して住めないようにしてやる」などと電話で脅し、計約44万円を振り込ませた。
(読売新聞) - 9月22日12時19分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060922-00000306-yom-soci