2006年09月21日(木) 08時32分
NTT東日本、ひかり電話連日不具合(フジサンケイ ビジネスアイ)
NTT東日本の光ファイバーによるIP電話「ひかり電話」のシステム不具合による大幅な通話制限が19日に続き、20日も発生した。同社は原因究明を急いでいるが、21日以降に不具合が発生しないという保証はなく、仮に不具合が長引いた場合、ひかり電話の販売休止や、利用者への補償など影響が拡大する可能性もありそうだ。
20日に記者会見した同社の説明によると、電話が通じにくくなった2日間とも、ひかり電話と他の固定電話や携帯電話をつなぐ中継系制御サーバー7台のうち1台が、通過する通話の発着信を処理しきれなくなったことが原因という。
このサーバーは1時間20万の発着信を処理できる設計だが、19日は26万の発着信を記録。ただし、同社の説明によると設計を超える「30万は大丈夫」(安田雅美NTT東日本取締役)とし、実際に1時間20万を超えたことは従来にもあったというが、今回は不具合を起こした。
さらに20日は、19万の発着信に達したところで不具合が発生。サーバーを再び立ち上げなおした影響で一時全体の8割という大幅な通話を制限するに至った。
同社の光電話のユーザーは8月末で約80万件。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 9月21日8時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060921-00000004-fsi-bus_all