2006年09月21日(木) 00時00分

大紀町のＣＡＴＶが津波情報を誤放送 すぐに訂正 （東京新聞）

　二十日午後三時前、大紀町の議会中継をしていたケーブルテレビの行政チャンネルに、誤って津波発生のテロップが流れるハプニングがあった。町関係者によると放送されたのは旧紀勢町地区だけでテロップは十数秒で消え、すぐに防災行政無線で訂正の放送が出されたため避難騒ぎなどはなかった。

　旧紀勢町地区で、行政チャンネルに強制的に津波発生のテロップを流すのは、町錦支所にある「スイッチャーコントローラ」と呼ばれるシステム。大きな地震が発生し、津波のおそれがある場合に手動で端末を操作して流すことになっている。今回は、このシステムが何らかの理由で誤作動したらしい。

　放送は旧紀勢町地区のほぼ１００％、約千六百世帯が視聴している。テロップが流れたために議会中継はこの地域だけ一時中断された。同町には、数人の住民から問い合わせの電話があった。原因は調査中だが町は「迷惑をかけて申し訳ない」としている。　（吉田幸雄）

http://www.tokyo-np.co.jp/00/mie/20060921/lcl_____mie_____004.shtml