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法務省はもともと初年度の合格率を3割程度、合格者を800人程度と試算する素案を示したが、生き残りをかける法科大学院側から強い反発を受け、「900人から1100人」に軌道修正した経緯がある。
法科大学院には、法学部出身者らの「法学既修者」向けの2年コースと、社会人経験者らを含む法学未修者向けの3年コースがあるが、今年の修了者は2年コースのみ。現行司法試験で受験を重ねてきた人たちが大半を占める。このため、受験者の質を問う声が再燃するなどして、見通し通りの合格者数が実現するかが注目されていた。
新司法試験は、法科大学院の修了者に受験資格が与えられ、初回は58校の2087人が受験した。修了には厳しい基準を設けるはずだったが、結果的には入学者の9割以上が修了した。
来年度からは、3年コースの修了者が受験者に加わる。2年コースとあわせ、受験者数が大幅に膨らむため、合格率は2〜3割に下がる見通しで、「3年コース修了者の合格率こそ上げなければいけないのではないか」との声も出ている。
http://www.asahi.com/national/update/0921/TKY200609200506.html