2006年09月20日(水) 17時02分
記者日記:不信感ここまで /大分(毎日新聞)
「学校に行くことのできない子どものための教室で、先生が子どもと一緒に、授業中にマージャンをしていた」という“告発”があった。中津市教委の適応指導教室「ふれあい学級」で、マージャンパイを触らせた程度と分かったが、取材の過程で後味の悪さが残った。
訴え文の差出人らしい人を電話帳で探して早速電話。「詳しく話したいので、念のため名前と電話番号を教えて」と言われ、折り返し電話がかかってきた。
先方いわく「本当に毎日新聞社の方だったのですね。てっきり『振り込め詐欺』かと思い、自宅に来たら警察に突き出すつもりでした」。時勢とはいえ、他人への不信感がここまできたのかと思うとやり切れなかった。
9月20日朝刊
(毎日新聞) - 9月20日17時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060920-00000254-mailo-l44