2006年09月20日(水) 08時32分
全銀協会長、貸金業改正案を評価 アコムとの提携は継続(フジサンケイ ビジネスアイ)
全国銀行協会の畔柳(くろやなぎ)信雄会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は19日の定例会見で、貸金業規制法を規制強化する改正案がまとまったことを受け、「全体として業界をより健全、安心なものにする内容」と評価した上で、全銀協として信用情報の交流促進やカウンセリング機能などを検討し、多重債務者問題の解決に取り組む考えを示した。
また、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)系列の消費者金融大手、アコムが金融庁の再検査を受けていることについて、「検査内容は存じ上げないが、何か問題があり、改善すべき点があれば適切に対応していく」と強調。「MUFGとして顧客に安心、安全に利用してもらえる健全な(消費者金融)市場を育成していきたい。現時点では提携の見直しは考えていない」との認識を示した。
一方、ゆうちょ銀行の業務範囲の拡大を全銀協が容認するとの一部報道があったことについては「政府出資が残る間の(ゆうちょ銀の)自由度拡大は、官業の肥大化を招くと訴え続けている。この方針を変更したことは一切ない」と述べ、改めて否定した。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 9月20日8時32分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060920-00000006-fsi-bus_all