2006年09月20日(水) 20時23分
「新免疫療法」の看板に偽り、クリニック院長書類送検(読売新聞)
キノコから抽出した成分を使う「新免疫療法」をうたって、効果のはっきりしないがん治療を行い、治療費などをだまし取ったとして、警視庁武蔵野署は20日、東京都武蔵野市の「オリエント三鷹クリニック」院長で、近畿大元教授の八木田旭邦容疑者(62)を詐欺容疑で東京地検八王子支部に書類送検した。
八木田容疑者は1999年11月〜2002年12月、乳がんを患っていた都内の女性(当時49歳)に、治療の効果がない可能性を説明しないまま、キノコの抽出成分などの投薬による治療行為を施し、診療費や医薬品代などとして計約80万円をだまし取った疑い。女性は04年に死亡した。
八木田容疑者は、著書やホームページなどで、「免疫機能を向上させる」として、独自の治療法の効果をPRしていた。
(読売新聞) - 9月20日20時23分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060920-00000112-yom-soci