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2006年09月19日(火) 10時02分

吉野家 牛丼再開「待ってました〜」毎日新聞

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1日全国100万食限定で復活した牛丼に列をつくる人たちと報道陣でごったがえす吉野家有楽町店前=東京都千代田区で18日午前10時40分、馬場理沙写す    吉野家ディー・アンド・シーは18日、04年2月以降休止していた米国産牛を使った牛丼の販売を全店(約1000店)で再開した。米国産牛肉の輸入が8月に再開された後も、スーパーや外食業界では「消費者の反応を見極めたい」として取り扱いに慎重な企業が多く、吉野家の今後の売れ行きが注目されそうだ。
 東京都千代田区の有楽町店では、午前11時に加藤忠央店長が「精いっぱい提供させていただきます」と「牛丼復活」を宣言。100人を超える客の行列から「待ってました〜」と掛け声が響いた。一番乗りは前日夜に同店で豚丼を食べ、そのまま並んでいたという大学院生の梅城崇師さん(24)。並盛りをたいらげると、「ジューシーで懐かしい味。(安全性は)気にしても仕方ありませんから」と満足そうだった。
 ただ、仕入れ価格の上昇で価格は並盛りで380円と販売休止前に比べ100円高くなった。また牛肉の調達量が少ないため、この日は100万食限定で売り切れ次第、販売を終了。今月は同日のみ、10、11月は月初めの5日間のみの販売とし、12月以降に時間限定で毎日販売する。
 米国大使館近くの虎ノ門店(東京都港区)には、シーファー駐日米大使が来店。大盛りを食べきって、「吉野家の牛丼は日本におけるアメリカのシンボル。日米双方にとってすばらしい日だ」と笑顔を見せた。
 牛丼チェーンでは、「すき家」を展開するゼンショーが安全性の問題から米国産を使用しない方針。ホームページ上で米国産牛の危険性を訴えるなど吉野家との違いを鮮明にしている。【三沢耕平、宮島寛】
(毎日新聞) - 9月19日10時2分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060919-00000000-maip-soci