2006年09月19日(火) 12時45分
東芝、ソニー製PC用バッテリーを無償交換(ロイター)
[東京 19日 ロイター] 東芝<6502.T>は19日、同社製のノート型パソコン「ダイナブック」シリーズで使用したソニー<6758.T>製のリチウムイオン電池に不具合がみつかり、無償交換すると発表した。対象は全世界で約34万個。同社の広報担当者は、費用の見込み額やソニーに対する負担請求については「コメントできない」としている。東芝の業績への影響はないという。
対象は、東芝が今年3月から5月までに製造したダイナブック「AX/8」、「CX/8」など8機種のパソコンに搭載された電池。ごくまれに充電や放電ができなくなるという。国内での対象は約4万5000個。
ソニー製のパソコン用リチウムイオン電池では、デル<DELL>とアップルコンピュータ<AAPL>が、過熱、発火の恐れがあるとして8月に自主回収を始めた。今回の電池トラブルについて東芝は「発火、発煙の恐れはない」としている。
ソニーは、東芝製パソコンでの不具合について、電池内部の「絶縁紙」という部品の問題と説明。ソニー広報センターでは「(絶縁紙の)外部メーカーがソニーに連絡なく成分を変更した」と、外部メーカーに問題があったと指摘している。
(ロイター) - 9月19日12時45分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060919-00000820-reu-bus_all