2006年09月19日(火) 20時44分

右翼幹部を放火罪などで起訴　加藤紘一氏実家放火事件（朝日新聞）

　終戦記念日に加藤紘一・自民党元幹事長の実家と事務所が全焼した事件で、山形地検は１９日、右翼団体幹部堀米正広容疑者（６５）＝東京都文京区湯島４丁目＝を現住建造物等放火罪と住居侵入罪で山形地裁に起訴した。

　起訴状によると、堀米容疑者は８月１５日午後５時４５分、山形県鶴岡市大東町にある加藤氏の実家に玄関から侵入、１階寝室の畳などにガソリン約８リットルをまき、持っていたライターで火を付け、実家と隣接する事務所の２棟計３８０平方メートルを全焼させたとされる。

　小池充夫次席検事は動機について「政治的主義主張に基づく部分や個人的な問題など、いくつかの要素が複雑に入り交じっている。詳細は公判で明らかにする」と述べた。

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　加藤紘一氏は１９日、「これからも（事件の）経過を冷静に見守るつもりだが、ひきょうな犯罪への怒りを抑えることができません。これからも信念を曲げず、日本のためだと思うことを今まで通り発言していきます」との談話を発表した。

http://www.asahi.com/national/update/0919/TKY200609190423.html