2006年09月19日(火) 03時10分
IP電話の近未来通信、営業役員が配当操作(読売新聞)
一般投資家から資金を募り、電話の利用料から配当するとうたっているIP電話会社「近未来通信」(東京都中央区)は、実際には営業担当役員が利用料と関係なく配当額を決めていたことが、関係者の話で分かった。
役員は毎月、投資家からの資金の集まり具合に応じ、配当額を“操作”していた。電話利用料から投資家に還元するとしている宣伝文句は、実態とかけ離れていたことが改めて浮き彫りになった。
関係者によると、同社は、毎月上旬にその月の配当額を投資家へ通知し、各自の口座に配当を振り込んでいる。配当には、投資家の出した資金を主とする収入から、人件費などの経費を引いた分を回していた。
(読売新聞) - 9月19日3時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060919-00000301-yom-soci