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損害保険各社で保険金の不払いが相次いで発覚している問題で、あいおい損害保険で新たに数万件の不払いが見つかったことが１９日、分かった。
同社は昨年９月、不払い件数を約２万９０００千件と公表していたが、再調査の結果、金融庁から業務停止命令を受けた三井住友海上火災保険の約４万６０００件を上回る見通し。
金融庁は今年９月末までに、損保２６社に自動車保険の特約などの不払い件数について、再調査結果の報告を求めている。あいおい損保以外の各社も不払い件数は数千件以上、増加するとみられる。
あいおい損保で不払い件数が大幅に増えるのは、特定の整備工場に事故車を入庫すると、一律５０００円の保険金を受け取れる自動車保険の特約。同社は１０月から、この特約を含め、不払いが発生した６種類の特約の販売中止を決めている。
(09/19 12:03)