2006年09月17日(日) 21時54分
イスラム教「侮辱」発言、法王自ら謝罪(読売新聞)
【ローマ=松浦一樹】ローマ法王ベネディクト16世がイスラム教に侮辱的とされる発言をしてイスラム諸国の猛反発を招いている問題で、法王は17日、離宮があるローマ郊外のカステルガンドルフォで、「私の発言がイスラム教徒への攻撃と受け止められ、(イスラム諸国で)様々な反応を引き起こしたことを遺憾に思う」と謝罪した。
法王が自らの発言について、直接謝罪するのは極めて異例。
法王は謝罪した上で、12日にドイツで行った神学講義での発言の意図が正しく伝わらなかったとし、「預言者ムハンマドが邪悪と残酷をもたらした」という東ローマ帝国皇帝の言葉の引用について、「私個人の見解を述べたものではない」と釈明し、「宗教間の対話を呼びかけた発言の真意が伝わることを望む」と述べた。
(読売新聞) - 9月17日21時54分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060917-00000313-yom-int