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ＪＲ宝塚線（福知山線）脱線事故の遺族らでつくる「４・２５ネットワーク」は１７日、ＪＲ西日本に求める損害賠償について、遺族間で共通の枠組みをつくって同社に提示するため、話し合いを始めた。
同ネットは、ＪＲ西の組織や運行システム上のミスから事故が起きたと指摘。事故の特殊性や重大性を考えると、賠償は自動車事故の裁判や示談など従来の枠組みにはとらわれないとしている。
具体的には「かけがえのない命」の賠償として、逸失利益とは別に年齢や性別、社会的立場に関係ない一律の賠償を求める。また、事故の再発防止のため、交通機関の安全性を研究する組織を設立する基金への拠出などを求めるという。
同ネットの世話人、浅野弥三一さん（６４）は「遺族同士の話し合いを通して、思いのこもった枠組みをＪＲに提示したい」と話している。