2006年09月14日(木) 00時00分

飲酒運転「常習」会社役員「非常に悪質」求刑上回る判決（ZAKZAK）

　酒気帯び運転などで道交法違反の罪に問われた会社役員の男（３７）に、大阪地裁が「常習としての犯行で、非常に悪質」などとして、検察側の求刑を上回る懲役１年、執行猶予５年（求刑懲役８月、罰金９０００円）の判決を言い渡していたことが１３日、分かった。

　１２日の判決によると、男は５月１９日午前４時１５分ごろ、大阪市阿倍野区で、呼気１リットル中約０．６５ミリグラムのアルコールを含んだ状態のまま無免許で乗用車を運転、赤信号を無視した。

　判決理由で杉田宗久裁判官は、男が２００３年と０５年に酒気帯び運転で罰金刑を受けながら今回の犯行に及んだ点を指摘。「経緯、動機にまったく酌量の余地はない上、無免許、酒気帯びの犯行は日ごろ同種行為を繰り返した末のものだ」と述べた。

　「アルコールはかなりの量に達し、極めて危険な犯行といわざるを得ない」と悪質性に言及。検察官の求刑は「軽きに過ぎる感がある」とした。

ZAKZAK 2006/09/14

http://www.zakzak.co.jp/top/2006_09/t2006091413.html