悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。
また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。
振り込め詐欺は、被害が広範囲にわたるのが特徴。従来、全国の被害情報は警察庁がファクスなどで報告を受けていたため集約に時間がかかり、複数の都道府県警が同一グループを別々に捜査していたこともあった。
今後は全国の警察が犯行に利用された偽名や携帯電話などの情報を入力し、DBで共有化。詐取金の送金先に使われた口座番号や私書箱の住所も対象にし、早期にグループや被害の規模を割り出して捜査態勢を整える。
手口についても、交通事故の示談金や妊娠中絶費の名目など、次から次に現れるだましの“ストーリー”の情報を早めに共有し、啓発にも役立てる。
犯行グループは拠点や手口をすぐに変えるため、捜査の迅速化は事件解決のカギを握り、警察庁は「拠点を摘発できれば全容を解明しやすい」と指摘する。
振り込め詐欺事件は昨年、全国で約二万二千件に上り、被害総額は二百五十一億円余り。今年に入っても、七月末までに約一万件に達している。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060914/eve_____sya_____001.shtml