2006年09月14日(木) 23時48分
＜ライブドア＞法人として罰金３億円を求刑 東京地裁公判で（毎日新聞）
ライブドア事件の東京地裁（小坂敏幸裁判長）公判で、検察側は１４日、証券取引法違反に問われた法人としてのライブドア（ＬＤ）に罰金３億円、ライブドアマーケティング（ＬＤＭ）に同５０００万円を求刑した。論告で検察側は「投資者の信頼を裏切って自社の利益を図った極めて悪質、巧妙、かつ組織的に敢行された犯行」と指摘した。
罰金３億円の求刑は、同様に証券取引法違反に問われた西武鉄道への求刑（罰金２億円）を上回った。２１日に弁護側が最終弁論を行い結審する。
起訴状によると、ＬＤ前社長の堀江貴文被告（３３）らはＬＤの０４年９月期連結決算で自社株売却益約３７億６０００万円を、本来は認められない売上高に計上したうえ、後に子会社となる２社への架空売り上げ１５億８０００万円も計上し、計５３億円余を粉飾した（有価証券報告書の虚偽記載）。また同年１０〜１１月、ＬＤＭの株価をつり上げるため、企業買収や業績情報で虚偽発表した（偽計・風説の流布）。【佐藤敬一】
（毎日新聞） - 9月14日23時48分更新
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