2006年09月14日(木) 19時53分
ライブドア事件、罰金3億円など法人2社へ論告求刑(読売新聞)
ライブドア事件で、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)の罪に問われた法人としてのライブドアと、関連会社「ライブドアマーケティング」の論告求刑公判が14日、東京地裁で開かれた。
検察側は「投資家の信頼を裏切って自社の利益を図った極めて悪質な犯行」と述べ、ライブドアに罰金3億円、マーケティング社に同5000万円を求刑した。弁護側の最終弁論は今月21日に行われ、結審する。
論告で検察側は、ライブドアの粉飾決算について、「破たん時期を先送りにしていたに過ぎない従来の粉飾事件とは大きく異なる」と指摘した上で、「実際は成長力に乏しいライブドアを、急速に成長している企業に見せかけるため、虚偽情報を積極的に公表した前例のない悪質な事件」と述べた。前社長・堀江貴文被告(33)については、「グループの飽くなき拡大を図るために(粉飾を)敢行した」と指弾した。
(読売新聞) - 9月14日19時53分更新
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