2006年09月14日(木) 07時39分
DJ-米国株:4日続伸、リーマンやグーグルが高い(ダウ・ジョーンズ)
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)13日の米国株式相場は4日続伸。証券大手リーマン・ブラザーズの堅調な決算が好感された。また、前日まで7日続落した原油相場が1バレル=64ドル近辺で落ち着いた動きをみせたことが、エネルギー関連株を下支えた。
主要指数は朝方は下げたものの、正午ごろにはプラスに転じた。ダウ工業株30種平均の終値は前日比45ドル23セント(0.39%)高の1万1543ドル32セントと、4カ月ぶりの高値となった。2000年1月につけた過去最高値まであと180ドルに迫り、終値ベースでの高値としては10位に入った。
ナスダック総合指数は同11.85ポイント(0.53%)高の2227.67、S&P500種指数は同4.96ポイント(0.38%)高の1318.07で引けた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の出来高は概算で16億6000万株。
この日は重要な米経済指標の発表はなく、決算発表した主要企業はリーマン・ブラザーズ・ホールディングス(NYSE:LEH)だった。
リーマンは2.04ドル(3.00%)高の70.06ドル。同社の6−8月期決算は4%増益となり、アナリスト平均予想を上回った。投資銀行部門は減収となったものの、予想を上回る債券部門の収入がこれを補った。
フォード・モーター(NYSE:F)は13セント(1.43%)高の9.19ドル。13日付のウォール・ストリート・ジャーナルによると、フォードの取締役会は、当初の構想よりも幅広いリストラ計画についての検討を13日から開始し、事務職の雇用、手当、その他コストの削減によって定額給従業員にかかわるコストを30%減らすことを目指すという。
ナスダック銘柄では、グーグル(Nasdaq:GOOG)が14.67ドル(3.74%)高の406.57ドル。400ドル台を回復したのは7月後半以来。
原油先物相場が8営業日ぶりに反発したことから、石油株が高かった。コノコフィリップス(NYSE:COP)は1.02ドル(1.75%)高の59.16ドル、シェブロン(NYSE:CVX)は1.00ドル(1.63%)高の62.39ドル、エクソンモービル(NYSE:XOM)は66セント(1.02%)高の65.36ドル。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTIの10月限終値は前日比0.21ドル高の1バレル=63.97ドル。週間の米石油在庫統計で、原油在庫の減少幅が予想より大きかったことで買われた。
(ダウ・ジョーンズ) - 9月14日7時39分更新
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