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東証マザーズ上場を果たし、記念撮影する「ミクシィ」の経営陣=東京証券取引所で
ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大手のミクシィ(本社・東京都渋谷区)が14日、新興企業向け市場の東証マザーズに上場した。次世代ネットサービスを表す流行語にもなった「ウェブ2.0」の象徴的存在の同社は、1月のライブドアショック以降、低迷続きの新興市場にとって「株価上昇のエンジンとなる大型ルーキー」(中堅証券)。公開価格は155万円だが、買い注文が殺到しており、午前の取引では初値がつかなかった。
この日取引されたのは公募の4500株と、売り出しの2600株。公開価格で計算すると、同社の時価総額は1092億円となり、マザーズ市場では第7位となる大型上場。同社は上場で調達した約70億円を会員数の増加に伴うシステム開発や設備増強などにあてる方針。
ミクシィは、東大生だった笠原健治社長(30)が99年6月に求人広告掲載サイトの運営会社として資本金300万円で設立した。04年2月からは、SNSをスタート。新たな交流スタイルが若い世代を中心に人気を呼び、会員は今年7月に500万人を突破した。
SNSはネット上で日記を書いたり、他の利用者とメッセージを交換したりできるサービス。利用者が履歴書を書いて一定の身元を明かすため、中傷などの書き込みが出にくいと言われる。
ミクシィの06年3月期の売上高は18億円で大半を広告収入が占める。経常利益は9億円。SNSの利用者は長時間サイトにとどまる傾向があることから、広告媒体としての評価が急速に高まっている。