2006年09月13日(水) 11時01分
県の裏金問題:岐阜市「不適切処理はない」 議会が意見書「厳正対処を」可決 /岐阜(毎日新聞)
岐阜市議会の一般質問初日の12日、県庁の裏金問題に関する質問が相次いだ。
細江茂光市長は県庁の裏金問題について「県政に対する市民、県民の信託を裏切る行為で遺憾」と述べ、「市政は市民の信託を受けて運営するものであり、その期待に背かぬよう引き続き最大限の努力をしたい」と答弁した。また「今後さらに自浄作用が有効に働くシステムを構築するよう検討したい」と語った。
一方、同市の裏金の存在に関する調査を担当した元飛騨地域振興局長の成原嘉彦助役が「県政に対する信頼を大きく失墜させ、市町村行政にも多大な迷惑をかけたことに県庁出身の一員として県民・市民の皆様に心からおわびする」と陳謝。その後、同市の裏金の存在について各部の経理担当の職員からの聞き取り調査結果を報告。「岐阜市においては裏金づくりなど不適切な処理は存在しないことを確認した」と答えた。
また同市議会は「岐阜県裏金問題の全容解明と関係者の厳正な処分及び裏金の全額返還並びに再発防止策を求める意見書」を全会一致で可決した。【佐野裕】
9月13日朝刊
(毎日新聞) - 9月13日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060913-00000065-mailo-l21