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独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)とNTTデータは13日、両者による共同研究データがインターネット上に流出したと発表した。研究で扱っている患者144人分の遺伝子情報が含まれている。同研究所によると、個人が特定できないような仕組みになっているという。
NTTデータ社員の私有パソコンにファイル交換ソフト「ウィニー」が入っており、ウイルスに感染したために流出した。NTTデータ社員はデータ内容を持ち運べるUSBメモリースティックなどで私有パソコンにデータを移していた。
研究は同研究所の遺伝子多型研究センターが進めているもので、人の遺伝子と病気との関連を調べる内容。流出した情報は、研究データのほか、共同研究に加わっている14人の自宅住所や自宅電話番号など。