2006年09月13日(水) 18時02分
唐津市営住宅:空室あるのに公募せず 市議会指摘に「同和対策用」 /佐賀(毎日新聞)
唐津市営住宅に空き室があるのに同市が入居の公募をしていなかったことが、12日の市議会一般質問で指摘された。
浦田関夫議員(共産)が「公平公正な運営を求めたい」とことわった上で、「入居したい人がたくさん待っているのに、なぜ公募しないのか」と追及。これに対し、進藤仁建設部長が、空き室の6戸は同和対策用であることを明らかにし、「02年に国の特別対策が一般対策に変わったが、まだ差別が残っているのではないかとして同和対策向けにしている」と理由を述べた。
浦田議員は、そうした特例は「公営住宅法の趣旨に反している」とし、条例改正などで対応する必要性を指摘。進藤部長は、新たな条例の制定は否定。「差別が存在する限り、一般対策として積極的に実施していく」と答えた。
市によると、一般市営住宅は05年度268件の申し込みがあり、入居できたのは65件だった。【田中操】
9月13日朝刊
(毎日新聞) - 9月13日18時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060913-00000232-mailo-l41