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シュレッダー事故の調査結果
ビジネス機械・情報システム産業協会と全日本文具協会の2団体が同日、同省に報告した。
同省によるとナカバヤシでは中国製の「NSE—501CN」という機種で事故が2件続いた。
04年12月、2歳11カ月の女児が横浜市の自宅で、過ってシュレッダーのスイッチを入れ、右手指の先端を切断した。保護者は不在だった。今年7月にも、埼玉県で親が目を離したすきに2歳6カ月の女児が右手指3本を切断した。
紙投入口の幅が5.5ミリで、刃までの距離は40ミリという。構造の似た1機種でも子どもが裂傷を負ったことから、同社はこの2機種の出荷を12日になって停止し、希望があれば安全用部品を無償で取り付ける。
ナカバヤシ側はこれまで事故を把握していなかったとしており、8月に他社製で事故が相次ぎ発覚した後、顧客側の申告で初めて確認したという。
また、富士ゼロックス(東京)が販売した機種でも91年3月、1歳男児が大阪市の自宅兼事務所で伝い歩きをしてスイッチに触れ、右手指を巻き込まれて4本を切断した。同社はシュレッダーの販売を休止して販売済みの同型8機種の改修を進め、既に大半が終了したという。
家庭の事故としてはこれまでに、アイリスオーヤマ(仙台市)とカール事務器(東京)の製品で切断事故が2件起きたことが分かっている。
このほか子どもが事務所で指を切断した事故がナカバヤシ、富士ゼロックス、松下電器産業、リコーの製品で計4件あった。被害者は1〜4歳で、親が会社に連れてきて、目を離したすきに指を挟むなどした事故が多く、指4本を切断したケースもあった。
現在のシュレッダーの技術基準は大人の指が入らないよう定めているが、同省は今後、子どもが被害に遭わないように厳しくする。
http://www.asahi.com/national/update/0912/TKY200609120351.html