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衛星テレビ局アルジャジーラは7日、国際テロ組織アルカイダのオサマ・ビンラディン容疑者が01年9月の米同時多発テロの前に、その実行部隊の「候補者」らとアフガニスタンの山中でテロの準備にあたる様子とされるビデオ映像を放送した。映像には、実際の同時多発テロ実行犯とされる19人のうちの2人の遺言シーンもあった。
アルジャジーラは映像は全部で1時間30分ほどとしているが、放送ではニュース番組で数分間分だけ紹介された。一部の場面で背景に燃え上がる貿易センタービルの写真をはめ込むなどされ、英語の字幕が付されている。映像は、提供された時点で編集されていたとみられる。
山中を歩くビンラディン容疑者のほか、格闘技の訓練場面、覆面をしたメンバーが武器を持って山中を行軍する風景、まき割りや煮炊きなど、メンバーの質素な日常生活のシーンもあった。
9・11実行犯とされる2人はサウジアラビア人で、世界貿易センタービルに突っ込んだ航空機を乗っ取ったとされるワイル・アルシフリと、ハムザ・エルガミディの両容疑者と紹介された。
両容疑者はロシア南部チェチェン共和国などでのイスラム教徒の苦境に言及。「このまま侮辱を甘受すれば、敵はエルサレムからメッカへと足を延ばすだろう」などとして、「ジハード(聖戦)」の必要性を訴えた。
最後に、ビンラディン容疑者が「聖戦士」たちの作戦成功を祈るよう、呼びかける場面で終わっている。