2006年09月08日(金) 03時13分
屋内給気の湯沸かし器に安全装置義務付けへ(読売新聞)
湯沸かし器や風呂釜による一酸化炭素(CO)中毒事故が相次いでいることから、経済産業省は、半密閉式の湯沸かし器や風呂釜について、COを検知すると自動的に燃焼を止め、不完全燃焼を防止する装置の取り付けを義務付ける方針を固めた。
年内にも省令改正する。既に設置されている防止装置のない機器については、ガス事業者などを通し、早期の買い替えを促していく方針だ。
ガス機器は、〈1〉屋内で給気、屋外に排気する半密閉式〈2〉屋外で給排気する密閉式〈3〉燃焼装置を屋外に設置する屋外式——などに大別される。半密閉式は、換気が適切に行われないと不完全燃焼を起こす危険が高い。
パロマ工業製の湯沸かし器事故多発を受け、同省が行った調査では、過去21年間に風呂釜で109件のCO中毒事故が発生し、計89人が死亡していたが、そのほとんどは防止装置がついていない半密閉式機器で起きていた。
(読売新聞) - 9月8日3時13分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060908-00000301-yom-soci