2006年09月08日(金) 00時00分
債権回収会社の訴え却下 「返済苦しむ人に朗報」(山形新聞)
旧三和銀行の債権を、国内の回収会社を経由して譲り受けた米国の回収会社「ニッポン・キャピタル・パートナーズ・ツー・エルエルシー」が、債務者側に約2億4000万円の債権のうち1億円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は8日までに、訴えを却下した。
梶智紀裁判官は「国内の回収会社と債務者との間で支払い請求をしないとの合意があったと認められ、訴えは不適法」と判断した。
債務者側の弁護士は「回収会社との交渉で『もう請求しない』と言われる例は多く、録音などで記録に残せば支払いを免れることを示した画期的な判決。バブル期の銀行融資で返済に苦しむ人は多く朗報」としている。
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