2006年09月07日(木) 17時34分
和歌山地裁:改修法廷を公開 /和歌山(毎日新聞)
重大な刑事裁判に市民が参加する「裁判員制度」が09年5月までに始まるのに備え、和歌山地裁は4日、改修した法廷を報道陣に公開した。
同地裁で最も広い2号法廷(約130平方メートル、傍聴80席)を改修。費用は約2100万円で、今年7月20日に着工した。裁判員6人と裁判官3人が並ぶ法卓(幅約7・3メートル)は、互いの顔が見え意思疎通がしやすいよう、緩やかな弓なり形に。高さも従来から5センチ低くするなど、威圧感を与えないよう配慮した。また、障害者らが裁判員に選ばれても支障がないよう、打ち合わせなどで使う合議室に車椅子用リフトを設置した。
同地裁は「模擬裁判や見学など、裁判員制度を周知するため積極的に活用していきたい」としている。【岸川弘明】
9月5日朝刊
(毎日新聞) - 9月7日17時34分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060905-00000232-mailo-l30