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検索サイトを使って「麻生太郎」を検索すると、麻生氏を応援するブログ(日記風HP)などが多数ヒットする。政策などを語り応援するサイトも多いのだが、異彩を放っているのが「麻生太郎フラッシュ」と呼ばれるネット上のアニメ。
麻生氏は「ゴルゴ13」などマンガ本を愛読し、「今、日本に求められているのはマンガに表れている」と公言してはばからないほどのマンガ好き。それゆえか、『ウルトラマンガタロウ』『走れアソウタロー』『ウルトラマンガイヤ』などと名付けられたフラッシュが存在し、永田町でも話題となっているのだ。
もちろん、本歌は「ウルトラマンタロウ」や「ウルトラマンガイア」の主題歌だが、歌詞にあわせて麻生氏の写真やアニメ、語録などが登場。「これでも本気で応援しています」と締めくくっているように、かなり麻生氏らの言動を研究している様子。
永田町でも話題の麻生フラッシュ 麻生氏支持議員の1人は「よくできてる。本気で応援してなきゃ作らないだろうね」と感心、「ぜひ作った人に会いたい」と話す周辺関係者もいるほどの出来だ。
また、上場が決まったソーシャルネットワーキングサイトの最大手「mixi」は麻生氏の独壇場。「コミュニティ」と呼ばれるテーマごとに書き込める掲示板への登録者数で、他候補を圧倒しているのだ。
例えば、「安倍晋三を総理にする会」55人に対し、「麻生太郎を次期首相に据える会」は274人。それどころか、「安倍晋三官房長官」と名付けられたコミュニティには1112人が登録しているが、「麻生太郎の口の悪さを楽しむ会」にはその4倍以上の4543人。ちなみに、「谷垣禎一」への登録は100人だ(9月6日現在)。
先月末に行われたヤフーの「誰が総理にふさわしいか」のアンケートでも、一時、安倍氏の28%に対して麻生氏は20%と肉薄していた。
なぜ、若者が多いとされるネット上で麻生人気が高いのか。政治評論家の有馬晴海氏はこう分析する。
「今の政治について、ネットの主な使用者である若者は『かっこよさ』を重視する。麻生氏はマンガで世相を学び、血筋はいいのに口調はべらんめぇー調。政治をしていても余裕がある感じも見受けられる。若者はこうした天才肌に魅力を感じる。また、実はスタイルもいい。このため、支持が広がっているのではないか」
ZAKZAK 2006/09/07