2006年09月06日(水) 20時21分
<吉野家>牛丼販売を18日再開「余りにも長すぎた…」(毎日新聞)
米国産牛肉の輸入再開を受け、牛丼チェーンの吉野家ディー・アンド・シーは6日、04年2月から販売を休止していた牛丼の販売を今月18日に再開すると発表した。競合他社が豪州産や中国産に切り替えて牛丼販売を継続した中、米国産にこだわって販売を休止し約2年半。記者会見した安部修仁社長は「我々にとって牛丼は特別の存在。余りにも長すぎたブランクだった」と涙ぐみ、看板商品の復活を喜んだ。
牛丼販売はまず18日に東京・築地店など一部店舗を除く全店で、1日だけ限定販売する。肉の調達が難しいため、10、11月も月初めの1日から5日まで限定販売。12月以降は毎日販売するが、1店舗360食程度の限定販売とする。価格は「並盛」380円、「大盛」480円。当面は「特盛」や「牛皿」は販売せず、持ち帰りも1人4個までとする。
安部社長は会見で「やっと売れるというより、やっと牛丼を振る舞えるという喜びでいっぱい」と現在の心境を説明。自ら渡米するなどして米国産牛肉の安全性を確認したことも強調した。
焼き肉屋「でん」を展開するゼンショク(大阪府茨木市)が8月29日から米国産牛肉の店頭販売を開始している。しかし、安全性の懸念から、スーパーや外食業界では使用に慎重な企業が多く、吉野家の客の反応が注目される。【三沢耕平】
(毎日新聞) - 9月6日20時21分更新
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