2006年09月06日(水) 14時26分
<岐阜裏金>梶原前知事、県顧問など公職を辞任(毎日新聞)
岐阜県庁の裏金問題で、梶原拓前知事は6日、県顧問の退任願を古田肇知事に提出した。また財団法人岐阜県イベント・スポーツ振興事業団の会長職についても同日、同事業団の田代一弘理事長に辞任届を提出した。
梶原氏の県関連の公職はこの2ポストのみ。古田肇知事は5日の記者会見で、梶原氏について「辞職をするという方向で、自主的な対応を期待する」と促したが、梶原氏は辞任届提出に合わせ「(古田知事の発言により)その意向を受け、辞任届を提出した」とのコメントを発表した。
第三者機関の「プール資金問題検討委員会」は1日の古田知事への提言で、梶原氏が県庁内に裏金が存在する可能性を認識しながら問題の調査を避けたことについて「責任は極めて重大」と指摘。裏金の県職員組合口座への集約にかかわった98年度当時の幹部4人とともに公職を辞任するよう求めた。梶原氏を除く4人からは既に5日までに辞任の意向が県に伝えられており、これで5人全員の辞任が決まった。【宮田正和】
(毎日新聞) - 9月6日14時26分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000054-mai-soci