2006年09月06日(水) 11時01分
県の裏金問題：プール資金チーム全職員に２回メール「取材は調査チーム対応」 ／岐阜（毎日新聞）
県庁の裏金問題で、県のプール資金チームが「問題にかかるマスコミの取材は、調査チームが対応する」との内容のメールを県職員全員に送っていたことが５日、分かった。調査内容以外のことまでマスコミの取材を拒否する職員がいたことから、古田肇知事は会見で「誤解が生じたとすればおわびします」と陳謝。原正之副知事名（５日付）で「調査内容以外は取材に対応するように」との通知文書を改めてメール送信した。
メールは８月２１日と、第三者機関のプール資金問題検討委員会が古田知事に提言、報告を行った今月１日の２回送信。無用の混乱や誤解を招く恐れがあるとして「問題にかかるマスコミの取材等は、広報課を通じて調査チームが一元的に対応する」などの内容。しかし１日の提言後、調査内容以外の取材を受けた県職員が「調査チームに聴いてくれ」などと取材を拒否する事態となった。
５日の会見で古田知事は「担当の意図は、さまざまな情報が乱れ飛んで混乱することを避けたいとの思いだった」とした上で、「取材の自由を損なうようなことをするつもりは毛頭ない」と話した。【宮田正和】
９月６日朝刊
（毎日新聞） - 9月6日11時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060906-00000028-mailo-l21