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利用者手数料を取らないATMが人気を集めれば、大手行側が東京スター銀に支払う手数料が増え、コスト増につながるとの懸念が強まったためで、三菱東京UFJ銀は東京スター銀との契約を10月に打ち切ると通告。他の大手行や地銀の一部も契約見直しを検討している。東京スター銀は有料化への転換など戦略練り直しを迫られる可能性がある。
銀行がATMの運営に充てる手数料には、利用者が支払う分と、銀行同士が契約に基づいてやりとりする「銀行間手数料」の2種類がある。
銀行間手数料は通常の引き出しの場合、1件当たり105円。利用者手数料を無料化し、他の銀行に預金口座を持つ人の利用が増えれば、銀行間手数料収入が伸びる。
東京スター銀は7月末時点で、平日昼間の現金引き出しをただでできる無料ATMを首都圏中心に約950台設置。コンビニの「サークルKサンクス」も地銀と提携して無料ATMを運営している。
東京スター銀は無料ATMについて「顧客の便利さを重視した」と説明。だが大手行などから見れば、自分の銀行のATMを利用してもらえば不要な銀行間手数料を負担する必要があり「他行からの手数料に頼ってATMを運営するのは筋違い」と反発を強めている。
ZAKZAK 2006/09/04