2006年09月04日(月) 15時15分

堀江被告、初公判は「晴れの場」　新調スーツでウニ弁当（朝日新聞）

　精悍（せいかん）さを取り戻した主役は、意外にもネクタイ姿で法廷に登場した。かつての急成長ＩＴ企業のシンボルだったＴシャツを脱ぎ捨てたのは、どんな決意からか。ライブドア（ＬＤ）前社長・堀江貴文被告（３３）の初公判は４日、明確な無罪主張で幕を開けた。

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　関係者によると、堀江前社長は、初公判について、国民の前で意見を言える「晴れの場」と受け止めていたという。

　昨夜は早めに就寝。今朝は午前７時に起床し、ジムで運動した後、普段は食べない朝食をとったという。スーツは新調したもので、法廷前の廊下でネクタイを結び、入廷した。この日の昼食はウニとカニが入った弁当を注文。明日は焼き肉弁当を食べたいと話しているという。

　公判に備え、資料を読み込むほか、週に１度は弁護士に会い、打ち合わせを重ねてきた。９月から３カ月間で２６回に及ぶ集中審理については、「こんなに詰めてやるんですか」と驚いた様子だった。前夜も、検察側主張を「幻想だ」などとする弁護側の冒頭陳述を読み、興味深そうに「おもしろいですねえ」と語っていたという。

　保釈当時は逮捕前に比べ１５キロやせ、長髪姿だった。だが、薫製をつくったり、パンを焼いたりするなど、料理を趣味とすることもあり、徐々に体重は戻りつつあるという。髪も保釈後、２、３回散髪した。ジムには毎日のように通い、体調管理に努めている。掃除や洗濯は業者に依頼。選挙で知り合った２０代の男性が買い物などを手伝っているという。

　堀江前社長は当分の間、六本木ヒルズの自宅とは別の場所で生活する予定だという。

http://www.asahi.com/national/update/0904/TKY200609040215.html